ホームカラーで髪が傷む3つの理由

こんにちは。HALEです。

あなたはカラーをする際
ホームカラー派ですか?
それとも
サロンカラー派でしょうか?

美容師をしていると
「家で染めたら髪が傷んでしまった。」
といった声をよく聞くのですが
では、なぜ同じカラーリングなのに
ホームカラーだと髪が
傷んでしまうのでしょうか?


その1 薬剤のパワーが強い


ホームカラーは
その人の髪質やダメージに
合わせプロが選定する
サロンカラーとは違って、
軟毛・硬毛・剛毛
ハイダメージ・ローダメージ
根元・毛先
などなど、全ての
髪質や条件、部分に対して
または、誰が染めても
ある程度は染められるように
薬剤自体のパワーが強めに
設定されているものがほとんどです。

それに対してサロンカラーの場合
髪質や、染めたい明るさ、
ダメージが多い、少ない、
染まりやすい、染まりにくい、
など、それぞれに合わせて
薬剤の強さをコントロールします。

ホームカラーというくらいですから、
美容師以外の人が使うという
前提の商品なので基本的には
どのような条件でも染まるように
強い薬剤設定になっているのです。
これが、傷みの原因
なってしまうことが多々あります。

ヘアカラーは簡単に説明すると

キューティクルを開く
メラニン色素を壊す
壊した所に色を入れる

という作業を行っていくのですが、
そもそも傷んでいる箇所は
キューティクルが開いていますし、
すでに明るくなっている箇所は
求める明るさ以上に
明るくする必要はありません。
つまり、薬剤の設定が弱くても
染めることができます。

ホームカラーで染める場合、
髪の状態に対して過剰に
強い設定の薬剤で
染めてしまっているかも
しれないということです。


その2 薬剤の塗り分けができない


その1と類似する部分はありますが、
ホームカラーでは根元と毛先で
薬剤を変えたり、時間差で塗布するなど
なるべく髪に負担をかけないように
配慮することはなかなかできません。

どちらかというと扱いやすい
泡カラーを選ばれる方も最近は
多いのではないでしょうか?

泡カラーも結局は強い設定の薬剤を
毛先まで塗っていることと同じなので
やはり傷みの原因になってしまいます。


その3 適切な放置時間の判断が難しい


サロンではカラー剤の種類や髪質、
髪色やダメージ具合などによって
放置時間をコントロールしています。
また、色味によっても染まりやすい、
染まりにくいがあるため調整します。

もちろん薬剤が髪についている時間は
最大限の効力を発揮できる、
最小限の時間が好ましいです。
そういった判断は知識や経験がないと
大変難しいものです。

カラーを塗布した後、
何気なく放置してしまっている
時間も実は傷みの原因に
大きく関わってしまうのです。


以上がホームカラーで髪が
傷んでしまう大まかな理由です。

簡単なようで、実は奥が深いヘアカラー。


参考にしてみてください。