美容室のカラーと市販のカラーは何が違う?


こんにちは。HALEです。

今日はよくお客様から、ご質問がある
美容室でするカラーと
ご自宅でするカラーについてです。

Q.美容室のカラー剤と市販のカラー剤は何が違うのでしょうか?やはり美容室のカラー剤の方が良い成分が使用されているのでしょうか?
 
A.美容室のカラー剤でも市販のカラー剤でも成分のバランスとしては、そんなに大きな違いはありません。しかし、薬剤の強さには違いがあります。また「何で染めるか?」も重要ですが、「誰が染めるか?」の方が重要であったりすることも、ご理解いただければと思います。
 

市販のカラー剤は、強めに

設定されている場合がほとんどです。


美容室のカラー剤でも市販のカラー剤でも、
成分のバランスにはそこまで
大きな違いはありません。
ただし、薬剤の強さには違いがあります。
 
ファッションカラーであっても、
白髪染めであっても、市販されている
カラー剤は、商品の性質上どうしても 

“誰が染めてもしっかり染まる” 

ということが最優先されます。

使用者の髪質や、髪の状態に
左右されることなくしっかりと
染めることが目的とされるため、
強めに薬剤設定されている
場合いがほとんどです。
 
事実、市販カラーを販売するメーカーさんに
最も多く寄せられるご意見は

・ちゃんと染まらなかった。

 

・ちゃんと明るくならなかった。

 
というご意見です。
 
こういった事情もあり、どうしても市販の
カラー剤は強めの薬剤設定にされがちです。
 
当然ですが、1人1人の髪に合わせて
薬剤を調整する、美容室のカラーよりも
市販のカラー剤は
 

・髪に対するダメージが必要以上に

大きくなってしまう場合が多い。

 

・髪質や状態により、イメージよりも

明るくなり過ぎたり、暗くなり過ぎたり

してしまうことがある。

 

・ほとんどの場合が色見本のようにや、

思っていた色味にはならない。

 
などのリスクがあります。
 
このあたりが美容室のカラー剤と
市販のカラー剤の違いといえます。
 
 
 

「何で染めるか?」よりも

「誰が染めるか?」

 
 
この質問をいただいたお客様は、
カラー剤を基準に、美容室での
カラーにするか市販のカラー剤での
セルフカラーにするかを
検討中だと思います。
 
しかし、カラー剤の種類も重要ですが、
それ以上に「誰が染めるか?」も
大変重要であるということを、
どうかご理解ください。
 
極端な話をしてしまえば、経験値が高く、
知識と技術力のある美容師であれば、
例え市販のカラー剤を使用するとしても、
ダメージなどへの考慮はできませんが、
ある程度お客様のご希望から
髪にあったカラーを選び、
綺麗に染めることは可能です。
 
カラーリングというのはお客様
1人1人によって髪質や
今の髪の状態などがそれぞれが違うため、
染まり方も十人十色です。

このように、人によってそれぞれ
染まり方が違うといった条件がある中で、
美容師は、お客様の髪を見ながら、
薬剤の配合やバランスを調整し
薬剤設定(カラー剤のカスタマイズ)をして、
お客様のご希望の色味や明るさに
可能な限り近づけていくのです。
 
セルフカラーが絶対にダメということでは
ありませんが、市販のカラー剤でご自分で
染める場合はそれぞれの髪に合わせた
薬剤設定や、過去の髪への施術履歴に
合わせて塗り分けるカラーリングは
なかなか難しいため、この点でも美容室で
するカラーとの大きな違いになります。
 
参考にしてみてください。